未来の理系志望者の高校生男性に対する謝罪

我々のような在学関係者の力量では,東京工業大学の暴力的な愚行を全く止められなかった.それどころか,東京理科大学までのが追従の道を歩み始めた.今ここに「女子枠」が続々と誕生したことによって,我が国の理系を志望する又は理系に従事する男子は,総じて不条理な資本主義に由来した不平等な差別構造を前にして完全に敗北し,いよいよ平等という名の根源的な権利を永久的かつ不可逆的に喪失したと考えられる.私はこの事態をたいへん不甲斐なく思い,いち関係者としてこの凶行を阻止できなかったことについて,皆々様に深くお詫びを申し上げたい.

益一哉を筆頭とした本学の執行部の暴力性はたいへん明らかであり,女子枠についてのあらゆる会合における我々の努力は全て無に帰された.結果論で言えば男女を問わない類似形式の推薦枠が新たに設置されることとなったが,それはこの問題についての根本的な解決ではなく,一部の壮年男性による絶対的な搾取構造は決して改善されることがなかったことを,ここに証言する.東京工業大学の意思決定プロセスは総じて当事者である学生もしくはこれから関与する若者男性の手を完全に離れており,その結果として女性優遇的な施策が追認されてしまったのだ.

が,実を言えば,医科歯科との併合も含めた諸事象は,全て財務省の圧迫的な予算削減と全く無用な最適化政策の過程で生じた事故であって,その一部始終の過程をもちろん私も目撃しているため,学長以下指導部の面々ばかりを責めるつもりもない.学費が中途半端に高騰した癖に年々単調減少し続ける運営交付金は全くアテにならず,後援会や企業に頭を下げ共同研究を駆使して実績を作る自転車操業でなければ運営が維持できず,東京工業大学でこれなのだから他大はいよいよ地獄を見ているのではないかという体感が実際にある.G7とかいう気狂い集団による謎の圧力に日本が負け始めているのも原因であり,なんか意味不明な基準による新たな交付金制度が始まるのでそれに乗り遅れないよう身内が必死に組織を捏ねくり回しているのが東京工業大学の現在の状況と言える.ちなみに女子枠といえど所詮は学士過程の入試制度の変化であり,修士課程の入試制度では内部の学生を殴り倒す権利がある程度に与えられる,逆に学士に飽き足らず修士でもそれをやりかねないのだが…(奨学金や賞や教員募集については女子枠が既にあり,金と機会で泣きたくないのなら個人的には博士より先に進むことは全くお勧めできない.)
しかしこうも日本の若者男性の権能と矜持が誹謗され続けている元凶は,考えっつーか頭がおかしい財務官僚共により組織的腐敗と,この数年でいよいよ失敗しつつある白人国家の変な政策のせいであろう.少子高齢化による不当な税・社会保険料・年金の搾取も加味すれば,このままでは21世紀後半とは若者男性が常に差別と搾取に晒され続ける時代になると私は確信する.

今ここに,世直しのためのAnti Affirmative ActionAAA)を提唱し,同志と共に法理による秩序で支配された平等を目指し,これから百年に渡り反逆し続けることを宣言する.これらは真の持続可能性のある社会の実現に必要不可欠であり,若活老殺の基本と共に生涯に渡って自身の行動指針に刻みつける.今ここから,半世紀にわたる徹底的なバックラッシュを与えよう.